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オリンピックメダリストの言葉(入江陵介・古川高晴)

 

こんばんは、Goroです。

 

これまで、「言葉の力」を紹介していくということで、3人の野球人と、2人のパラアスリートの残した言葉について、紹介してきました。

本日は、2人のメダリストが大切にしているという言葉を、紹介したいと思います。

 

いろいろな言葉に接することで、自分もまだまだ頑張れるぞ!そういう考え方もあるんだな!と思っていただいたり、単純にその言葉から、勇氣やパワーを受け取っていただけたらな、と思っています。

少なくとも、僕はいろいろな言葉に触れることで、ここまで頑張ってくることが出来ました。

 

更に、僕の場合は、「アスリートの生き様や考え方」、また、「その背景にあるスポーツ心理学」(スポーツ以外における心理学的見解なども含めて)などを参考にして、自分の状態を上げていくこが出来ると考えて過ごしています。

極端に言えば、病気の状態を抜け出すヒントも、ここに大きくあると考えています(あくまでも、僕個人の見解ではありますが)。

 

ですので、言葉の紹介と共に、その背景にある心理学的要素や、それを「今の自分の状態」に当てはめてみるとどうなのか、といったことにも触れながら進めていきたいと思います。

 

 

入江陵介(競泳)ロンドンオリンピック銀メダル他

 

「弱いから辛いんじゃなくて

 

           強いから辛いんだ」

 

ロンドンオリンピックで3つのメダルを獲得し、当然のように金メダルを期待されていた翌年の世界選手権で、個人種目メダルゼロというまさかの結果に終わり、入江選手が北島康介さんから贈られた言葉です。

 

入江選手が「本当に弱い自分が辛い」といった発言をした際に、北島さんからの反応がこれだったそうです。

この言葉に対する受け取り方は、いろいろとあるとは思いますが、何より、世界の舞台で結果を残し続けてきた北島さん(入江選手の尊敬する)から発せられた言葉、ということが一番大きなことだったでしょう。

 

ちなみに僕は、「結果を出すことが当然、という立場も自信も持っている」という強さがあるからこそ、辛いと思うことも出来るということ。「強い」という立場にいなければ、辛いも悔しいも、そもそも存在することもないのだ、という風に受け取りました。

 

そしてその後、翌年の日本選手権では、2つの金メダルを獲得して、見事結果を残しました。

 

認知心理学でいう「機能的固着」

 

この一連の流れに対して、心理学者である角山剛さんは、「自分は弱い」と結論づけていた入江選手に対して、認知心理学でいう「機能的固着」の状態にあった、と分析しています

 

機能的固着とは、噛み砕いて言うと、「経験からある一つの見方ができあがると、なかなか別の見方をすることができなくなる現象」のことです。

皆さんも、思い当たることがあるのではないでしょうか?

 

ここでの入江選手の場合は、悲観的なことばかり考えて精神的に追い詰められてしまい、メダルゼロという結果から、「自分は弱い」と結論づけてしまったわけです。

そこに、北島さんから贈られた「強い」という言葉。まさに真逆の言葉ですよね。今とは別の視点から眺めてみてはどうだ。考え方によっては「強い」からではないか?といった具合でしょうか。

 

視点を少し変えてみるだけで、考え方が180度変わってしまうという、いい例ではないでしょうか。

僕は今、自分の状態に対して、これと似ていると思いますが、「先入観を持たない」ということを、大事な考え方の一つとして持っています

天気が悪いと調子が悪い、薬を飲まないと更に調子が悪い、長い時間座っていられない・・・など、確かにそういう傾向は間違いなくあるわけですが、毎回100%当てはまるわけではないと思うわけです。ある程度の対策・心構えは必要だとは思いますが、決めつけすぎないように、日々訓練しているところです。

 

突き詰めていけば、一般的に完治は難しいと言われている病気を、治ると思って行動するのか、やっぱ治らないのかって思って行動するのとでは全然違うと思います。

これは、この3年半の歩みの中で、経験的にも間違いなく言えることです!(もちろん、ずっとこの考え方を持つことは簡単ではありません。少しずつで良いと思います)。

 

 

古川高晴(アーチェリー)ロンドンオリンピック銀メダル

 

「止まない雨はない」

 

2004年のアテネ・オリンピックから、4大会連続でオリンピックに出場している古川選手ですが、決して順風満帆というわけではありません。

二度目の出場となった北京五輪では、1回戦敗退という、前回の初出場すら上回ることが出来ず落ち込んでいた。

当然と言えば当然かもしれないが、僕の中の古川選手のイメージは、常に冷静沈着というイメージしかないので、落ち込むことがあることすら少し驚くぐらいです。

 

そんな中、古川選手を支えた言葉が、高校時代の恩師にかけられた上記の言葉だそうです。

 

確かに、よく聞く言葉ではありますが、古川選手らしい、ぴったりな言葉だと思います。

古川選手と言えば、とにかく練習の鬼であり、練習量も真面目でひたむきな姿も、いろいろな番組で見ていて印象的です。

 

アーチェリーという競技が、高い再現性の必要な競技であり、いつも同じ動作が出来れば、理屈で言えば同じ場所に射てるはずの競技ですよね。

言葉で言うのは簡単ですけど、それを古川選手は、午前9時から夕方の6時まで、1日に400~450本ぐらい射ちそうです。野球の素振りですら、この数字はきついと思うだけに、さすが練習の鬼といったところです。

 

そんな古川選手だからこそ、上記の言葉を、「辛いときがあっても、ずっと我慢していれば、いつか努力は報われて、晴れるときが来る」と、なお努力を続けたということです。

そして、4年後のロンドン五輪で銀メダルを獲得したわけです。

過程と結果を知っている今だからこそ、この言葉の重みを感じますよね。

 

心理学でいう「高原現象」

 

練習の鬼である古川選手が、一体なぜ北京五輪では力を発揮できなかったのか?

角山剛さんは、心理学でいう「高原現象」の状態にあったと思う、と言っています。

 

「高原現象」とは、スポーツや勉強などにおいて、一時的に成長が頭打ちになってしまう現象のことです。

十分に練習をしていても、結果が常に右肩上がりのことって普通は無いですよね?

どんなにすごい人でも、むしろ努力し続けられるすごい人だからこそ、停滞期というものは必ず来るのだと思います。

 

これを単なる停滞期と考えず、悩んだり、もがいたりしながら練習することで、より技術を磨いたりして、今までとは違った次元へと進めるのだと思います。

ドラゴンボールでいうところの、超サイヤ人が2→3へと違う次元に進むことと同じと考えてもらうと分かりやすいでしょうか(笑)

 

何にでも当てはまることだと思いますので、当然、今の僕の状態、病気というものにも当てはめられると思います

無理しながらでも、座る時間を増やしたり、歩く歩数を伸ばしたりしてきましたが、必ずどこかで、これ以上は無理なのか・・・という時が訪れました。

 

停滞期ならまだしも、症状がひどくなって、再び寝たきりに逆戻り・・・なんて経験を何度も何度もしてきました。

だからこそ知っているんですよ!その辛い時期を乗り越えさえすれば、次のステージが待っているということを!まさに、「止まない雨はない」と思います!

 

結局、何事にも当てはまると思いますが、頭打ちになった時に、もうダメだと諦めてしまったらそこで終了です(スラムダンク安西先生も言っていましたよね)。

そういう時に頑張ってこそ、この高原状態(プラトー)を突き抜けることが可能になってくるのだと思います

 

この先も、この想いを持って、取り組んで行きたいと思います。

皆さんも、いろいろな壁に出くわすことがあると思いますが、その先に待つステージを想像しながら頑張ってみてはどうでしょうか。

 

それでは、ありがとうございました。

 

参考文献:日本テレビ(2018)『POWERフレーズ』世界文化社.

(言葉の生まれた背景と、心理学用語について参考にさせていただきました)

 

 

こちらもどうぞ(パラアスリートの「言葉の力」)

 

www.goro56-henro.com

 

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